水曜日

知らないと損する!言葉掛けの魔術

こんにちは、浜田です。

前回は
”あなたの中に眠るヤル気スイッチの探し方”
についてお話しました。

その中で、
“相手の方向性を見抜く究極の質問”
をお伝えしましたが、

どうですか?

相手のことを理解する質問を
身近な人にしてみましたか?

もし前回を見逃した方がいれば
→ http://lab-profile.blogspot.com/2010/10/blog-post_29.html

もちろん周りの方に質問をした人もいれば
しなかった人もいると思います。

あなたがマネジャーなら
部下を理解する必要がありますし、

あなたが父親や母親(パパ・ママ)
なら子供を知っておくことは素晴らしいことです。

また、自分の両親のパターンを分析するのも
良いですね。

まあ、自分を知ることが一番興味深いと思いますが(笑)

前回の話と今回の話を総合的に理解すると

自分の欠点がなぜ発生しているのか
そして、自分の利点を知るチャンスになるでしょう。

というわけで、ご自分はもちろん
周りの人たちにどんどん影響を与えて行きましょう!

それでは、今回は前回お約束した通り

自分(相手)のパターンが分かった後
『知らないと損する!言葉掛けの魔術』
と題しまして

自分(相手)にどのような言葉掛けをしていけば良いか?

を、話していきたいと思います。

『ある3人の物語』
昔むかし、ジャンケン山にグーさんという者が住んでいました。

グーは「なぜいつも私の手はグーしか出せないのか?」
と悩み、自分を責めていました。

自分はいつも力が入っていて不器用だと…

また、世渡り上手なパーさんや
臨機応変に対応できるチョキさんを
とてもうらやましがったりしていたのです。

グーさんはじゃんけんでグーしかだせません。
いつもチョキさんには勝てるのですが
パーさんには頭が上がりません。

グーはパーさんに勝ちたかったのです。

グーさんはパーさんに勝つ目標を立て
自分を追い込んでいました。

しかし、どうしてもパーさんには勝てないのでした。

そして、グーさんは自分のことを責め続けたのです。

グーさんからは、自分は重要でないという
サインがにじみ出ていました。

そして、
いつしか回りの者たちもグーさんを責めるように
なったのです。

そんな辛い日々を過ごしていたある日、
グーさんはLABプロファイルというものに出合います。

グーさんはなぜ自分がグーなのか
そして、自分の良い点は何かをLABプロファイル
を通じて知るのでした。

そして、世の中は
色々なパターンの人が協力しあって
成り立っているということを理解します。

「自分は自分の得意なことをすればいい」
そして、苦手なことはパートナーに任せる
という選択肢があることを知りました。

また、自分ひとりで解決しなくて良いこと悟り
彼は涙するのでした…

E・N・D

私たちは有り余るものや、すでに満ち足りているものを
軽んじるという性質があります。

しかし、逆に私たちは持っていないものや
希少なものを重要なものとして大切に扱います。

それが、グーさんのような悲劇を生むことにつながります。

私たちは、自分の長所に目を向け
自分の得意なことを、それが苦手な方に提供し
自分が苦手なことは、それが得意な相手から提供してもらう

と、いう提供の精神を育んでいくべきです。

話を本題に戻しますが、
今日私が話すことを深く突き詰めれば

自分を理解し、相手を理解し
お互いの良いところを使っていきましょうよ
ということになります。

世の中や調和とバランスによって出来ています。

今日お話しする
『知らないと損する!言葉掛けの魔術』
を、あなたが知れば

ご自分を深く理解することにつながり
生きるのが楽に、また自分を責める必要がなくなります。

ぜひ、ご自分の腹に落としていただきたいと思います。

では、ここから前回お話した『方向性のパターン』を
振り返っていただきたいのですが

あなたは『目的志向型』ですか?
もしくは『問題回避型』ですか?
それとも『中間型』でしょうか?

もし、まだご自分のパターンを分かっていない方は
前回の質問を自分にしてみてください。

もしくは、誰かに質問してもらってください。

ここでは、もうご自分(相手)のパターンが分かったという前提で
お話を進めたいと思います。

今からパターンに対応した特徴と影響言語を
ご紹介していきますのでメモしてくださいね。

○目的志向型の特徴
目標を持つことでヤル気が高まる。
目標に目が向いているので問題に意識を向けるのは苦手

○問題回避型の特徴
解決するべき問題があるときヤル気が高まる。
問題が起こると対応したくなり、違うことをやりだす。
(目標に意識を向け続けるのが苦手)

■目的志向型の影響言葉
達成する、獲得する、ゲットするなど

■問題回避型の影響言葉
避ける、取り除く、問題を認識する、直すなど

■中間の影響言葉
上記『目的志向』と『問題回避』2パターンをどちらも使う

です。

例えば私がカウンセリングした
漫画家を目指すある男性Sさんの場合を
お話したいと思います。

■漫画家志望のSさんの場合

Sさんと話すと
彼は目的志向型でした。

そこで私は目的志向型に対応する
影響言語で話しました。

(文章なので普段の話し言葉と違います、
実際にはもっと自然な感じだと思ってください)

わたし:どんな漫画家になりたいですか?
Sさん:有名な漫画家になりたいです。

わたし:具体的には誰になりたいですか?
Sさん:○○という漫画家です

わたし:では○○さんがSさんと同い年のころ何をしていましたか?
Sさん:漫画家のアシスタントをしていたと思います。

わたし:ではSさんはまずアシスタントを目指すというのはどうですか?
Sさん:そうですね

わたし:ではSさんが○○さんのアシスタントになるとして、
    今からどんなスキルを手に入れたほうが良いと思いますか?

Sさん:人物はある程度かけるので、
風景や建物などをもっとうまくしたいです。

わたし:ではそのためにはまず何をすると良いですか?
Sさん:それは…

と、話はつづいていきました。

Sさんは目標が大きすぎて漠然としていたため、
前に進めない状態でした。

そこで、どこを目指すべきかを明確にして、
逆算で何をしていけばよいかを話してもらったわけです。

ここでは、何をするべきかをSさんから
話してもらうように言葉掛けをしていきました。

これでなんとなく雰囲気はつかめたと思います。

私はこうやって人に影響を与えていくのです。

相手の目標を応援するときのセッションには
少し前にお話した

■具体的に人を動かすメソッド
『通訳モード』7つのステップを使ってみてください。

→ http://archive.mag2.com/0001182911/20100922164627000.html

今日はこの辺りにしたいと思います。

次回は何を話しましょうか?

もし「こんな話をして欲しい」というのがあれば
教えていただけると助かります。

あなたが人間関係で悩んでいることは何ですか?
あなたがコミュニケーションで達成したいことは?

ぜひ、教えてください。
→ labpro.jp@gmail.com

今日も私の長い話を最後まで聞いてくれて
ありがとうございます。

また、メールしますね。

ハマダ タカアキ

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何か具体的に聞きたい質問や疑問がありましたら

→ labpro.jp@gmail.com

まで、ご連絡ください。

匿名でもちろん大丈夫です。

皆が分かりやすいよう事例として
名前を伏せて内容を公開させていただくこともありますが
親身にお答えさせていただきます。