金曜日

人を動かす具体的な方法

こんにちは、ハマダです。

前回は、
『人を動かす秘密』について

下記の第2ステージまでお話していました。

■ステージ1
『どうして、人は動かないのか?』

■ステージ2
『人を動かす秘密』

■ステージ3
『具体的に人を動かすメソッド』

そして、今日のテーマは

■ステージ3
『人を動かす具体的な方法』

についてのお話したいと思います。

実は私、人に禁煙させるのが得意なようです。

私は「一緒にいると煙いから辞めて」
とは絶対に言いません。

その代わり
自分がなぜ禁煙したのかを
タバコの話題が出たときさりげなく話します。

私は2つの話をします。

相手にメリットとデメリット
になる話をたっぷりと。

・朝起きたときのダルさがない。
・階段をハアハア言わないで登れる。
・チ○コがたちやすい(笑)
・お金の問題
(一日一箱吸うとして300円×356日=10万円)

20歳から80歳までタバコを吸ったらいくらになるか?

1年10万円だから60年×10万円=600万円

それから相手が何が好きか知ってますから、

「これだけあれば家を買うのが楽になるよね」
「好きな車が買えるね」
「海外旅行に50回は行けるんじゃない?」

と、色々なことを話します。

タバコを吸っている人は
タバコが体に悪いのを知っていますから

話をしてるうち

「俺(私)も辞めよっかな」
と、言いはじめます。

そこで、すかさず、
自分がどうやって辞めたかを話し
最後にこう言います。

「今のタバコの箱を握りつぶたら辞められるよ」

と。

握り潰せる人は中々いませんが

その話をした友人にしばらくぶりに会うと
「あれからタバコを辞めたんだ」

という話になり、ビックすることがあります。

そんな感じで私の周りで3人がタバコを辞めました。

3人の友人がタバコを辞めた時
いったいどんな事が起こったのでしょうか?

どんなテクニックを使えば
友人にタバコを辞めさせられるのでしょうか?

ここで注目して欲しいのは
「一言もタバコを辞めろと強要していないことです」

ポイントは
彼らが自主的にタバコを辞めようとしたことです。

私たちは、相手に自主的に
「○○しよう!」
と、思わせる必要があります。

こちらがして欲しいことを
相手に「したい!」
と思わせるべきです。

私たちは知っています。

誰だって、人に言われたことは
「やりたくない」

その代わり、

自分で思いついたことは
「やろう」
と、思うことを。

そこで、私たちが相手にして欲しいことを
相手自らが「やりたい!」
と思いつくようにする。

その具体的な方法を
ステップByステップ
で、お伝えしたいと思います。

それではいよいよ、
●具体的に人を動かすメソッド
をお話します。

私はこのテクニックに

『通訳モード』

という名前をつけました。

なぜなら、

人はそれぞれ価値観が違う。

そのため、
私たちの価値観を相手の価値観に
通訳(変換)してあげる必要があるからです。

言い換えるなら
私たちは相手に望む行動を取ってもらいたいとき
通訳者のモードに入る必要があると言うことです。

その大切な原則を忘れないよう
あえて『通訳モード』という名前にしました。

それでは『通訳モード』の詳しいやり方を
お話していきたいと思います。

■具体的に人を動かすメソッド
『通訳モード』7つのステップ

▼ステップ1(あなたの望むこと)
あなたが相手にしてもらいたいことを整理する

▼ステップ2(相手の価値観)
相手の価値観を聞く質問をする(前回のホットボタン参照)

▼ステップ3(通訳)
どうしたらあなたがしてもらいたいことを
相手が自らしたくなるか相手の立場で考え通訳する。

▼ステップ4(アドバイス)
それを、相手の言葉(価値観)で伝える。

▼ステップ5(ファーストステップ)
相手の目標を達成するには
まず、何から手をつければいいのかを質問する。

「それを達成するための第一歩はなんですか?」

▼ステップ6(出来るかチェック)
もし、最初の第一歩が大きいと思ったら
(往々にして大きいことのほうが多い)

さらに質問をして、第一歩を小さくしてあげる

「もっと簡単でスグ出来る第一歩はなんですか?」

▼ステップ7(フォロー)
定期的にフォローする

※あなたのすることは
相手が望んでいることが達成するための
アドバイスをすること。

では分かりやすいように

『ぜんぜんやる気のない営業マン(Aくん)』

の場合を見てみましょう。

▼ステップ1(あなたの望むこと)
彼の成績をあげたい

行動→経験→成績

▼ステップ2(相手の価値観)
モテたい、らくしたい

▼ステップ3(通訳)
営業が上手くなる=モテる

仕事が出来る=年を取ってから楽

言い換えるなら
仕事が出来ない=年を取ってから辛い…

▼ステップ4(アドバイス)
上司 「前、A君はモテたい
    楽して暮らしたいと言っていたよね」

Aくん「はい」

上司 「A君なら知っていると思うけど、
    人に何かを買ってもらうのも
    女性に自分を好きにさせるのも
    根本的には同じだ」

Aくん「そうですね」

上司 「やはり男なら沢山の女性にモテたいよな」

Aくん「もちろんそうですよね」

上司 「実は、女にモテて営業も上手くなる
    究極の方法ってのがあるんだけど聞きたくないか?」

Aくん「ぜひお願いします」

上司 「それはな『人を動かす究極の方法』というんだが…」
    (今、話している『人を動かす究極の方法』を話す)
 
上司 「Aは、年配の人が夜中に交通整理をしているのを見たことがあるか?」

Aくん「あります。」

上司 「もし彼らが、仕事がバリバリにできる営業マンだったら
    彼らの人生は今頃どうだっただろうな?」

Aくん「引退してもお金を持っているので仕事はしていないと思います」

上司 「Aはどっちの人生が良い?」

Aくん「引退したら楽する人生が良いです」

上司 「そうだよな…
    俺らもそうなるように頑張ろうな!」

Aくん「はい」

▼ステップ5(ファーストステップ)

上司 「さっきの話に戻るけど、Aは女にモテ、営業の成績も上がって給料も
    増えて、老後の心配をしなくてもよくなる。ってのはどうだ?」

Aくん「最高です」

上司 「じゃあ。そのAの目標を達成するための
    第一歩ってなんだと思う?」

Aくん「そうですね…
    お客さんに毎日100人声をかける事ですかね?」

▼ステップ6(出来るかチェック)
上司 「それって、簡単か?」

Aくん「結構ハードルは高いですが、やるしかないです」

上司 「もっと簡単で絶対に毎日できるものにたほうがいいと思う」

Aくん「そうですね、では1日10人は声をかけることです」

上司 「それなら、毎日簡単にできそうか?」

Aくん「簡単です」

上司 「では、明日からそれをやってみたらどうかな?」

Aくん「はい、やってみます」

▼ステップ7(フォロー)
上司 「あれから一週間経つが毎日どうだい?」

Aくん「はい毎日10人声かけしています」

上司 「そうか、Aが営業をしていて詰まってしまう所や
    苦手なところはあるか?」

Aくん「それは、断られると凹んでしまって
    なかなか次に行けない事です」

上司 「そうか、分かるよその気持ち…
    じゃあ今日はAに、とっておきの秘密を教えようか?

Aくん「はい」

上司 「実は、営業は断られることが仕事じゃなくて
    その逆、断るのが仕事なんだ。

Aくん「え…」

上司 「デキる営業マンには2つの能力がある。

    1つ目は、見込み客が本当のお客さんに
    なるかどうか見極める能力。

    2つ目は、信頼関係を構築する能力だ」

Aくん「はい」


上司 「見込み客が本当のお客かどうかを
    簡単に調べる質問ってのがあるんだけど
    聞きたいかい?」

Aくん「もちろんです」

上司 「それは…
    先にお客さんが欲しいであろうメリットを
    手短に説明してから。

    ○○は欲しいですか?
    それとも欲しくないですか?
    いらないならいらないと正直に言っていただけると助かります。
    と質問するだけだ。
    
    相手が欲しいといえばその人はお客さんになる可能性がある客なんだ

    この質問の利点は、無駄な見込み客に時間を使わないで
    次々に欲しい人を探せるというものだ」

以上

上記のようなフォローを回数を重ねていくことで
Aくんは少しづつ成長していくことでしょう。

あなたもお気づきかもしれませんが
ここでの一番のポイントは行動です。

なぜなら、
行動からしか結果は出ないからです。

結果が出れば改善することも分かってくるし
コツもだんだんと分かってきます。

うまく行く方法もわかります。

逆に言えば行動しないと何も始まりません。

小学生の頃、
漢字練習を手が痛くなるくらい
書いた理由もまったく同じです。

見ただけでは覚えられないのです。

今日、お話した『人を動かす秘密』も
まったく同じです。

あなたはこのスキルを身に着けるために
まずはステップ1~3までをやってみてください。

その感想や気づいたことを
僕にメールで送って下さい。

やらなきゃ絶対覚えられないんです。
読むだけじゃ覚えられないんです。

あなたはこれまで本を読んだりセミナーに行ったりして
モジベーションが上がった後それを実行してきましたか。

私たちは、毎日の生活に追われ、
いつの間にかやるべきとこを
忘れてしまいます。

だから、やっぱりやらなきゃ覚えられないんです。
やらなきゃできないんです。
だから必ず今日やってみてください。

やったら5年後10年後が変わります。

今よりさらに素晴らしいマネージャー
経営者になっています。

周りの人が必ずあなたの素晴らしさを称えてくれます。

久しぶりの宿題だと思って
必ず本当にメールをください。

きっと意味がありますよ。

■大人の宿題
送り先のメールアドレス
→ labpro.jp@gmail.com

次回は、LABプロファイルを使った
『相手に影響を与えていく方法』
を、お話していこうと思います。

あなたがこの内容を知れば
今日お話した『通訳モード』を
さらに超強力なテクニックへと
進化させることが出来ます。

さらに日常的な会話に盛り込むことで
あなたはいつでもご自分や相手の
モジベーションを上げることが出来るようになるでしょう。

長いメールを読んでいただき
ありがとうございます。

ハマダ タカアキ

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何か具体的に聞きたい質問や疑問、不安お悩みがありましたら

→ labpro.jp@gmail.com

まで、ご連絡ください。

匿名でもちろん大丈夫です。

名前を伏せて事例として公開させていただくこともあると思いますが
親身にお答えさせていただきます。

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